月1回で療育の効果は出るの?【療育に取り組む保護者さまからの質問シリーズ】
埼玉県行田市・鴻巣市にある児童発達支援・放課後等デイサービス「ぷりんしぱる」がお届けする、求職者向けコラム。
今回は、お子さまの療育に取り組んでいる保護者さまからよくいただくご質問として、
「月1回で療育の効果は出るの?」
こちらについて、ぷりんしぱる門井教室、児発管(児童発達支援管理責任者)新井の視点からお答えしていきます。
それではさっそくいきましょう!
「月1回療育」の意義と効果
保護者さまにはズバリ、「月1回の療育でも、お子さまの成長をサポートし、お子さまがより良く発達する手助けになります!」とお伝えしていますが、次に詳しくそのことについてご説明していきます。
療育がお子さまの成長に与える影響
まず、「療育」というものについて、保護者さまにご説明させていただいています。
療育は、お子さまの成長に大きな影響を与えます。
その理由は、療育でお子さまたちは言語や運動、コミュニケーション能力を学ぶことができるからです。
具体的な例として、発達が遅れているお子さまが、療育を通して上手に言葉を使えるようになったり、運動が上手になったりします。
また、療育はお子さまたちの自信を育て、社会でうまくやっていく力を身に付ける助けとなります。
というように、「療育はお子さまが自分の特性を理解し、成長するための大切なサポートなのです」ということをまずご説明させていただくのです。
療育施設での療育について
次に、療育施設で行われる療育について、保護者さまにご説明させていただいています。
ここでよく聞かれるのは、「個別療育」と「集団療育」の違いについてですが、これは
- 個別療育:言語聴覚士や作業療法士、理学療法士や保育士、また児童指導員の先生と一対一で関わる
- 集団療育:お子さまと集団生活を送る中で、有資格者の先生がお子さまの社会性(子供同士の関わり合いや困った時の意思疎通の方法など)を観察していく
という点になります。
個別療育での各有資格者のメリット
また個別療育においては、各有資格者のメリットは下記のようなものがあります。
- 福祉系有資格者のメリット:一対一でお子さまの発達の特性に合わせ、関わり方や寄り添い方を提供できる
- 医療系有資格者のメリット:一対一でお子さまの発達の特性を専門的な視点で観察し、それぞれに合わせたプログラムで支援を提供できる
集団療育での各資格者のメリット
そして集団療育においては、各有資格者のメリットは下記のようなものがあります。
- 福祉系有資格者のメリット:お子さまの発達の特性と周りの環境での関係性に合わせ、環境の配慮に必要なものを観察し取り入れていく
- 医療系有資格者のメリット:お子さまの発達の特性を集団において違った視点を持つことで、集団と個別でのお子さまの特性の変化などを観察し、支援や環境的配慮を考察できる
療育施設で働いている多種の専門家(有資格者)たち
そして、療育に関わる専門家(有資格者)は、下記のように多種にわたります。
- 保育士
- 児童指導員
- 作業療法士
- 理学療法士
- 言語聴覚士
そして、このような資格を持った人たちが、現場ではどのような療育をしているのか、資格別にご説明させていただきますね。
保育士
保育のプロであり、お子さま(特に児童発達支援による未就学)へ行き届いた支援が行えるようになるために働いています。
ちなみに「行き届く」とは、未就学のお子さまの気持ちや行動に寄り添い、また発達の観点のみならず、お子さまへの関わり方や声のかけ方、そして未就学のお子さまに興味を惹かせるような世界観や、楽しめる遊び作りの提供などを行っています。
児童指導員(教員資格)
学校教師としての経験やそれを目指す過程で学んだこと、また実習で培った経験を、放課後等デイサービス(就学後)でお子さまと関わる際に活かしています。
就学後のお子さまの関わり方や声のかけ方、学習支援の寄り添い方や活動の立案など、大いに児童指導員としての知識やスキルを活かせますよ。
作業療法士
児童発達支援や放課後等デイサービスなどで、それぞれの発達年齢に応じた微細活動など身体の細かい動きを観察し、それを評価した上で、そのお子さまに適切な支援を立案、そして活動に取り入れることをしていきます。
学校で学んだことや臨床で経験したこと、これをお子さまたちとの遊びの中に取り入れ、遊びながらのリハビリなどで大いに作業療法士としてのの知識やスキルを活かすことができます。
また、個別療育で個々のお子さまと関わり、支援をすることでも、作業療法士としてのスキルを活かすことができますよ。
理学療法士
児童発達支援や放課後等デイサービスなどで、それぞれの発達年齢に応じた粗大活動など身体の大きな動きを観察し、それを評価した上で、そのお子さまに適切な支援を立案、そして活動に取り入れることをしていきます。
学校で学んだことや臨床で経験したこと、これをお子さまたちとの遊びの中に取り入れ、遊びながらのリハビリなどで大いに理学療法士としての知識やスキルを活かせます。
また、個別療育で個々のお子さまと関わり、支援をすることでも、理学療法士としてのスキルを活かすことができますよ。
言語聴覚士
児童発達支援や放課後等デイサービスなどで、それぞれの発達年齢に応じた発語や認知、摂食や嚥下などに関する検査と評価を行います。
特に児童発達支援では、発語や認知に関するプロフェッショナルとして活躍するケースが多いですね。
相手からの言葉を正しく認知する能力や、自分の気持ちを言葉として発語する能力など、言語療法は4~5歳ごろから始めるケースが多いと言われていますが、対象となるお子さまに適切な支援を立案、そして活動に取り入れることをしていきます。
学校で学んだことや臨床で経験したこと、これをお子さまたちとの遊びの中に取り入れ、遊びながらのリハビリなどで大いに言語聴覚士としての知識やスキルを活かせます。
また、個別療育で個々のお子さまと関わり、支援をすることでも、言語聴覚士としてのスキルを活かすことができますよ。
療育の施設へ転職する前に知っておきたいこと
そしてもし、この記事を読んでくださっているあなたが療育の施設へ転職したいと思った場合、児発管の立場としては、ぜひ下記のポイントを施設の見学会や企業説明会で確認することをおすすめします。
- 入職してから専門的な仕事ができるのか?
- 様々な専門職の先生がいることで支援の方向性がバラバラになっていないか?
ちなみにこの記事を執筆しているのは、埼玉県行田市・鴻巣市にある児童発達支援・放課後等デイサービス「ぷりんしぱる」です。
そして、ぷりんしぱるでは一緒に働いてくれる仲間も大募集しています!
「“お子さまの人生は、お子さまが主役”であり、それを一生懸命サポートするご家族を、さらに私たちが支える!!」
という想いの下に「ぷりんしぱる」を運営しています。
感謝と喜びを仲間と共感し、身近にいる大切な人から、関わる全ての人たちへの恩返しのために、素直な気持ちでどんなことでも挑戦する気概を持って働ける人たちを育み、サポートしていきます。
お子さまのご支援を通し、一緒に成長していきませんか?
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「月1回の療育」がお子さまにもたらす変化
そして「月1回の療育」であっても、お子さまには下記のような変化をもたらすことを、保護者さまにご説明します。
- 言語能力の向上:言葉の理解力や話す力が向上します。
- 運動能力の向上:身体を動かす力やバランス感覚が良くなります。
- コミュニケーション力の向上:他のお子さまたちと上手に関われるようになります。
- 自己理解の向上:自分の特性や可能性を理解し、自信を持つようになります。
このように、月1回であっても、療育はお子さまの成長を促進し、より良い発達をサポートするのです。
「月1回の療育」をより効果的に活用する方法
「月1回の療育」をより効果的に活用したいというのは、どの保護者さまも思われるところです。
なので、次に話すような方法をお伝えし、さらに保護者さまをできる限りサポートしていきます。
ご家庭での療育サポートが重要
お子さまの月1回の療育をより効果的に活用するためには、ご家庭でのサポートが重要であることをお伝えします。
そしてご家庭でできる療育サポートとして、具体的には以下の方法があります。
- お子さまの療育プログラムに参加して、一緒に学ぶ。
- お子さまの悩みや問題を聞いて、一緒に解決する。
- お子さま療育プログラムに関する情報を収集し、理解する。
- ご家庭での勉強や遊びを通じて、お子さまたちの学びをサポートする。
ご家庭でのサポートが進むことで、お子さまが療育を最大限に活用できるようになります。
これによって、お子さまたちの成長がさらに進むという好循環を生むことができるのです。
学校や福祉施設との連携を考慮した療育プラン
また療育は、発達が遅れているお子さまに支援を行い、成長を助けるための取り組みですので、「学校や福祉施設と連携して療育プランを作る」ということも効果的であるとごご説明しています。
ちなみに具体的には、以下のような点を考慮して療育プランが作られます。
- 学校での学習や生活の悩みを解決するためのサポート
- 福祉施設での専門的な支援を受けるための手続きや連絡
- それぞれの機関が持っている情報や知識を共有して、お子さまに適切な対応をすること
そして当然、療育プランを作る際には、保護者さまや先生と一緒に「お子さま個別の特性やニーズに合った」方法で支援を行います。
例えば、言語障がいがあるお子さんには言語療法、聴覚障がいがあるお子さんには聴覚訓練を提供する、ということですね。
このような療育プランは、お子さまの将来的な自立や社会参加に向けての大切なステップとなりますので、保護者さまには、ぜひ療育プランを作るようおすすめしています。
まとめ
今回は、お子さまの療育に取り組んでいる保護者さまからよくいただくご質問として、
「月1回で療育の効果は出るの?」
こちらについて、児発管(児童発達支援管理責任者)の視点からお答えしていきました。
ちなみにこの記事を執筆しているのは、埼玉県行田市・鴻巣市にある児童発達支援・放課後等デイサービス「ぷりんしぱる」です。
ぷりんしぱるは「勉強についていけない」「お友だちとうまく遊べない」「集中して物事に取り組めない」など、発達・成長に心配のあるお子さまや、障がいを持ったお子さまを対象とした施設です。
ご家族の不安に寄り添い、ご相談しながら、お子さま一人一人が「主役(プリンシパル)」として人生を歩めるよう「発達基礎プログラミング」の考え方に基づいた最適な療育プランをご提案させていただいています。
お子さまがたくさんの仲間と共に楽しみながら成長できる、笑顔あふれる未来づくりを全力で支援いたしますので、ご興味があればお気軽にご連絡ください。
また、ぷりんしぱるでは一緒に働いてくれる仲間も大募集しています!
「“お子さまの人生は、お子さまが主役”であり、それを一生懸命サポートするご家族を、さらに私たちが支える!!」
という想いの下に「ぷりんしぱる」を運営しています。
感謝と喜びを仲間と共感し、身近にいる大切な人から、関わる全ての人たちへの恩返しのために、素直な気持ちでどんなことでも挑戦する気概を持って働ける人たちを育み、サポートしていきます。
お子さまのご支援を通し、一緒に成長していきませんか?
※採用に関するご相談や職場見学会の詳細は、【こちら】または【下記バナーをタップ】よりご確認ください。