埼玉県行田市・鴻巣市にある児童発達支援・放課後等デイサービス「ぷりんしぱる」がお届けする、求職者向けコラム。

今回は、お子さまの療育に取り組んでいる保護者さまからよくいただくご質問として、

「療育の効果」

こちらについて、児発管(児童発達支援管理責任者)の視点からお答えしていきます。

それではさっそくいきましょう！

療育の基本概要と効果

ではまず、療育の基本概念と効果について解説していきます。

療育とは何か：理解を深める

療育とは、「発達障がいのあるお子さまたちの成長や学習を助けるための支援方法」のことを言います。

療育にはさまざまな方法がありますが、共通しているのは、お子さまの強みや可能性を引き出し、そのお子さまに合った方法で支援することです。

そして療育は、お子さまたちが自分の力で生活できるようになることを目指して行われますが、具体的には

• コミュニケーション能力
• 運動能力
• 言葉の理解力
• 社会性
• 自分で問題解決ができる力

これらを身につけることが目標となります。

療育の効果：発達障がいのお子さまにもたらされる変化

療育の効果は、お子さまがそれぞれの障がいへの適切な対応を学び、自分の力で生活することができるようになることです。

これにより、保護者さまもお子さまの成長を実感できるようになるのですが、具体的には以下のような変化が見られます。

• コミュニケーション能力の向上
• 運動能力の向上
• 言葉の理解力の向上
• 社会性の向上
• 自分で問題解決ができる力の向上

療育によって、お子さまが自分の力で問題に対処できるようになることで、自信や自立心を育てることができるのです。

早期療育の重要性：成長過程での支援が重要

「早期療育」という言葉を聞いたことがありますか？

早期療育とは言葉の通り、「できるだけ早い段階で、お子さまの療育をスタートしてあげること」を言います。

そして、早期療育の重要性はよく言われていることですが、なぜ重要かと言えば、「療育では、お子さまの成長過程での支援が大切」だからなのです。

早期に療育を始めることで、お子さまが成長するにつれて必要なスキルや知識を身につけることができますし、また早期に対応することで、お子さまが困難な状況に適応しやすくなり、将来的な自立を促進することもできます。

そして早期療育を行うことによって、お子さまが大きく成長する前に適切なサポートを受けることができるため、保護者さまもお子さまの成長を実感しやすくなります。

だからこそ、早期療育はお子さまの可能性を最大限に引き出すために、非常に重要な支援方法だと言えるのです。

療育施設とプログラムの紹介

現在は、数多くの療育施設があります。

それらの療育施設では、発達障がいや自閉症、ADHDなどのお子さまたちに対して、様々なサポートを提供しています。

それぞれのお子さまの特性やニーズに合わせたプログラムが用意されており、学習支援やコミュニケーションの向上、行動の改善などが目指されています。

だからこそ、療育施設で適切な療育を受けることで、お子さまたちの社会参加や自立が促進されていくのです。

そこで次は、そのような療育施設と療育プログラムについて解説していきます。

療育施設では専門的な支援を提供してもらえる

療育施設は、お子さまたちに適切な療育支援を提供するための場です。

専門的な知識を持ったスタッフが、お子さまたちの学習や生活の困難を解決し、さまざまな能力を向上させるために、日々お子さまたちと向き合っています。

そのような療育センターでは、発達障がいや自閉症スペクトラムなどのお子さまたちに対して、以下のようなサポートが行われています。

• 早期発見・早期支援
• 個別療育
• 集団療育
• 学習支援
• コミュニケーションスキルの向上
• 保護者さまへの指導や相談

これらの支援を通して、お子さまたちが自分の力で社会に適応できるようにサポートしていきます。

療育施設への転職を考えている場合におさえるべきポイント

そして、このコラムは求職者に向けたものですので、もしあなたが療育の施設へ転職したいと思っている場合には、下記のポイントを参考に、施設の見学会や企業説明会で確認することをおすすめします。

• 入職してから専門的な仕事ができるのか？
• 様々な専門職の先生がいることで支援の方向性がバラバラになっていないか？
• 施設見学の際にお子さまとの関わる時間を設けてくれたり、各有資格者のスタッフに見学の対応をしてもらい、実際に働き方などを聞ける体制を取っているか
• 新卒の学生さん向けに「インターン」や「職場体験会」などの機会を設け、就職するにあたり知りたい情報や体験をいつでも快く提供してくれる施設なのか

療育施設で働いている多種の専門家(有資格者)たち

療育に関わる専門家(有資格者)は、下記のように多種にわたります。

• 保育士
• 児童指導員
• 作業療法士
• 理学療法士
• 言語聴覚士

そして、このような資格を持った人たちが、現場ではどのような療育をしているのか、資格別にご説明させていただきますね。

保育士

保育のプロであり、お子さま（特に児童発達支援による未就学）へ行き届いた支援が行えるようになるために働いています。

ちなみに「行き届く」とは、未就学のお子さまの気持ちや行動に寄り添い、また発達の観点のみならず、お子さまへの関わり方や声のかけ方、そして未就学のお子さまに興味を惹かせるような世界観や、楽しめる遊び作りの提供などを行っています。

児童指導員（教員資格）

学校教師としての経験やそれを目指す過程で学んだこと、また実習で培った経験を、放課後等デイサービス（就学後）でお子さまと関わる際に活かしています。

就学後のお子さまの関わり方や声のかけ方、学習支援の寄り添い方や活動の立案など、大いに児童指導員としての知識やスキルを活かせますよ。

作業療法士

児童発達支援や放課後等デイサービスなどで、それぞれの発達年齢に応じた微細活動など身体の細かい動きを観察し、それを評価した上で、そのお子さまに適切な支援を立案、そして活動に取り入れることをしていきます。

学校で学んだことや臨床で経験したこと、これをお子さまたちとの遊びの中に取り入れ、遊びながらのリハビリなどで大いに作業療法士としてのの知識やスキルを活かすことができます。

また、個別療育で個々のお子さまと関わり、支援をすることでも、作業療法士としてのスキルを活かすことができますよ。

理学療法士

児童発達支援や放課後等デイサービスなどで、それぞれの発達年齢に応じた粗大活動など身体の大きな動きを観察し、それを評価した上で、そのお子さまに適切な支援を立案、そして活動に取り入れることをしていきます。

学校で学んだことや臨床で経験したこと、これをお子さまたちとの遊びの中に取り入れ、遊びながらのリハビリなどで大いに理学療法士としての知識やスキルを活かせます。

また、個別療育で個々のお子さまと関わり、支援をすることでも、理学療法士としてのスキルを活かすことができますよ。

言語聴覚士

児童発達支援や放課後等デイサービスなどで、それぞれの発達年齢に応じた発語や認知、摂食や嚥下などに関する検査と評価を行います。

特に児童発達支援では、発語や認知に関するプロフェッショナルとして活躍するケースが多いですね。

相手からの言葉を正しく認知する能力や、自分の気持ちを言葉として発語する能力など、言語療法は4～5歳ごろから始めるケースが多いと言われていますが、対象となるお子さまに適切な支援を立案、そして活動に取り入れることをしていきます。

学校で学んだことや臨床で経験したこと、これをお子さまたちとの遊びの中に取り入れ、遊びながらのリハビリなどで大いに言語聴覚士としての知識やスキルを活かせます。

また、個別療育で個々のお子さまと関わり、支援をすることでも、言語聴覚士としてのスキルを活かすことができますよ。

ちなみにこの記事を執筆しているのは、埼玉県行田市・鴻巣市にある児童発達支援・放課後等デイサービス「ぷりんしぱる」です。

そして、ぷりんしぱるでは一緒に働いてくれる仲間も大募集しています！

「“お子さまの人生は、お子さまが主役”であり、それを一生懸命サポートするご家族を、さらに私たちが支える！！」

という想いの下に「ぷりんしぱる」を運営しています。

感謝と喜びを仲間と共感し、身近にいる大切な人から、関わる全ての人たちへの恩返しのために、素直な気持ちでどんなことでも挑戦する気概を持って働ける人たちを育み、サポートしていきます。

お子さまのご支援を通し、一緒に成長していきませんか？

※採用に関するご相談や職場見学会の詳細は、【こちら】よりご確認ください。

学習支援や放課後デイサービスの活用方法

学習支援とは、お子さまたちが学校での学習に適応できるように、必要なサポートを提供するものです。

そして放課後デイサービスは、学校が終わった後に利用できる療育プログラムで、お子さまたちが安心して過ごせる場を提供していまして、活用方法には以下のようなものがあります。

• 学習の個別指導
• 集団での遊びや会話の練習
• 進路相談や働く際の支援
• 運動や手先を使った活動
• これらのプログラムを活用することで、お子さまたちの学習や生活における問題を解決できます。

親子で取り組む療育のコツ

親子で療育をうまく進めていくためには、まずお子さまの発達や障がいの状況を理解し、その上で適切な支援を行っていくことが大切になります。

それでは次に、「親子で取り組む療育のコツ」について解説していきます。

児発管の立場から「療育の効果を大きくする」ために保護者さまへお伝えしていること

児発管としての立場から、「療育の効果を大きくする」ために保護者さまへお伝えしていることとして、下記があります。

• 発達や障がいの理解:お子さまの状況や特性を理解していただけるよう、通所時の様子やその他保育園での様子などお子さまの発達について保護者さまにご説明し、また現在療育で取り組んでいることを、ご家族の方も含め一緒にサポートできるようにお伝えしています。
• 早期の支援:お子さまとの関わりの中でお困りごとを感じたら、まず専門家や周りにいる方に相談し、事業所先生などとお話しができる機会を作るべきだとお伝えしています。
• お子さまの自己理解を助ける:お子さまが自信を持って社会に適応できるよう、ご家族の理解や受け入れる気持ちを児発管としてサポートしていきます。 
•  効果的な療育方法:専門家からアドバイスを受け、お子さまに合った療育方法をお伝えし、ご家族と一緒に私たち児発管もサポートしていきます。
• 精神的サポート:お子さまが不安や自信を失うことがあるため、保護者さまは常に励ましやサポートを行っていただくようお伝えしています。
• コミュニケーション:お子さまとのコミュニケーションは大切ですので、言葉だけでなく非言語（ボディーランゲージなど）を用いて、積極的に関わるよう保護者さまにお伝えし、私たち児発管もサポートしてきます。 

児発管がおススメする、お子さまとの効果的なコミュニケーション方法

「子供とのコミュニケーションは大切だと分かっているけど、具体的にどうしたらいいの・・・？」

このような疑問をお持ちの保護者さまへは、私たち児発管は以下の方法をおススメしています。

• 親子で一緒に遊ぶ:遊びを通じて、お子さまと信頼関係を築いていくことを意識してもらうよう、保護者さまにお伝えしています。
• 言葉のレベルに合わせる:お子さまの言葉の理解力に合わせて、簡単な言葉や文章を使うようお伝えしています。
• 質問よりも確認:「質問」ではなく「確認」をすることで、お子さまの思考や意見を引き出しやすくなることをお伝えしています。
• 感情を表現する:保護者さまが自分の感情を表現することで、お子さまも感情の表現を学ぶことができる、ということをお伝えしています。
• 体を使ったコミュニケーション:一緒に運動やダンスなどを行うことで、親子の絆を深めることをおススメしています。

児発管がおススメする、日常生活の療育を取り入れるアイデア

日常生活でも療育を取り入れることができますが、児発管としては、下記のようなアイデアを保護者さまにお伝えしています。

• お手伝いを通じた療育:料理や掃除などの家事をお子さまと一緒に行うことで、お子さまの自立や協調性を育てることができる、ということを保護者さまにお伝えしています。
• 散歩やお出かけでの療育:散歩やお出かけで外出することで、お子さまは社会性や適応力を養うことができる、ということをお伝えしています。
• 本や絵本を使った療育:読書を通じて、お子さまの言語能力や想像力を高めることができる、ということをお伝えしています。
• クリエイティブな活動で療育:絵を描いたり工作をしたりすることで、お子さまの創造力や表現力を育てることができる、ということをお伝えしています。
• 音楽やダンスで療育:音楽やダンスを楽しむことで、お子さまの感性やリズム感を向上させることができる、ということをお伝えしています。

療育でのお子さまとの向き合い方

療育では、「お子さまと向き合う」ということがとても重要になります。

お子さまと理解し合える関係を築くことで、お子さまの成長や発達を助けることができるからです。

それでは次に、療育でのお子さまとの向き合い方について解説していきます。

お子さまのことを肯定する(否定しない)

療育では、「お子さまのことを肯定する」言い換えれば「お子さまのことを否定しない」ということを意識してください。

お子さまたちに寄り添い、お子さまの気持ちや行動を尊重してあげましょう。

お子さまの言動を否定すれば、お子さまは自信を失い、自己評価が低くなってしまいます。

具体的にお子さまを肯定する方法としては、

• お子さまの意見や行動を理解し、共感する
• お子さまが何を考えているか、質問する
• お子さまの成功や努力を褒める

などが挙げられます。

お子さまたちが自分に自信を持ち、成長するためには肯定的な言葉が必要なのです。

叱らず、お子さまの主張を聞いてあげる

「叱らずにお子さまの主張を聞く」ということも、療育で大切なポイントとなります。

お子さまが自分の気持ちや考えを伝えることで、コミュニケーション能力が向上しますので、具体的には以下の方法を使って、お子さま主張を聞いてあげてみてください。

• お子さまが話す時、じっくりと耳を傾ける
• 対話を通じてお子さまの考えや感情を尊重する
• お子さまが自分の意見を持つことを励ます

お子さまたちが自分の意見を大切にする環境を作ることで、自立心を育てることができますよ。

まとめ

今回は、お子さまの療育に取り組んでいる保護者さまからよくいただくご質問として、

「療育の効果」

こちらについて、児発管(児童発達支援管理責任者)の視点からお答えしていきました。

ちなみにこの記事を執筆しているのは、埼玉県行田市・鴻巣市にある児童発達支援・放課後等デイサービス「ぷりんしぱる」です。

ぷりんしぱるは「勉強についていけない」「お友だちとうまく遊べない」「集中して物事に取り組めない」など、発達・成長に心配のあるお子さまや、障がいを持ったお子さまを対象とした施設です。

ご家族の不安に寄り添い、ご相談しながら、お子さま一人一人が「主役（プリンシパル）」として人生を歩めるよう「発達基礎プログラミング」の考え方に基づいた最適な療育プランをご提案させていただいています。

お子さまがたくさんの仲間と共に楽しみながら成長できる、笑顔あふれる未来づくりを全力で支援いたしますので、ご興味があればお気軽にご連絡ください。

また、ぷりんしぱるでは一緒に働いてくれる仲間も大募集しています！

「“お子さまの人生は、お子さまが主役”であり、それを一生懸命サポートするご家族を、さらに私たちが支える！！」

という想いの下に「ぷりんしぱる」を運営しています。

感謝と喜びを仲間と共感し、身近にいる大切な人から、関わる全ての人たちへの恩返しのために、素直な気持ちでどんなことでも挑戦する気概を持って働ける人たちを育み、サポートしていきます。

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