「作業療法士を退職したい」と思ったらやるべきこと

埼玉県行田市・鴻巣市にある児童発達支援・放課後等デイサービス「ぷりんしぱる」がお届けする、求職者向けコラム。

今回は、

「作業療法士を退職したい」と思ったらやるべきこと

と題して、当施設「ぷりんしぱる」代表、新井の視点からお話しさせていただきます。

それではさっそくいきましょう!

目次

1. 作業療法士が退職を考える理由とは?

まずは、「作業療法士が退職を考える理由」がいくつかありますので、それについてお話ししていきます。

リハビリ内容の限定とジレンマ

作業療法士が退職を考える最も多い理由の一つに、「リハビリ内容の限定に関するジレンマ」というものがあります。

というのは、作業療法士は患者さんが日常生活を取り戻すための支援を行いますが、実際の医療現場では、施設の方針などによって、思うようなリハビリ内容を提供できず、「本当はもっとできるはずなのに・・・」というもどかしい思いをすることが少なくありません。

具体的には例えば、患者さんが仕事や趣味に戻るために必要なリハビリに集中したいと望んでいるにもかかわらず、医療制度や施設内のガイドラインに従い、時間や施術内容が限られてしまうことがあるのです。

このような環境では、「本来できるはずの支援が提供できない」と思ってしまい、やりがいと限界との間で葛藤が生まれてしまう気持ちも分かりますよね。

そして特に、リハビリ分野での専門知識やスキルが深まれば深まるほど、患者さんにとって最適な治療をしたいという思いが強まり、理想と現実のギャップが精神的な負担となってきて、このようなジレンマを抱えるうちに職務を続けることに疑問を感じ、退職を検討する作業療法士も少なくないのです。

職場でのサポート不足と教育体制の課題

作業療法士としてのスキル・キャリアアップには、職場でのサポート体制や教育制度がとても重要になってきます。

しかし職場によっては、このサポートが不十分なことがあり、そのような環境では教育機会を得られないために技術や知識が身につかず、自己成長の限界を感じてしまうこともあるでしょう。

また作業療法士の現場は、個別の患者さんに合わせた柔軟な対応が求められる中、なかなか個々の判断で進めにくいケースも多いですが、そのような場合に相談相手や適切なフィードバックが不足している職場もあります。

こうしたサポート不足は、業務の不安感や孤立感に繋がり、「今の職場では自分の可能性を十分に発揮できないのでは?」と感じ、転職を考えるきっかけとなりやすいのです。

家庭との両立が難しい

家庭と仕事の両立に苦労している作業療法士も多くいます。

特にフルタイムで働く作業療法士は、家庭内の家事負担と仕事の両立、さらに育児がある場合はなおさら難しく、「今の仕事を続けながらでは家庭と両立が難しいのではないか」と思うことがよくあるのです。

家庭内での負担が増すと、家庭での時間が減り、精神的にも肉体的にも疲労がたまるため、心身のバランスを崩してしまうことがありますし、その結果「家庭とのバランスを取るために退職が必要ではないか」と考えるようになり、家族のために、あるいは自分の健康を守るために転職を検討するようになるのです。

精神的なストレスやメンタルヘルスへの影響

医療従事者として、作業療法士は患者さんやそのご家族と深く関わり、心理的にも大きな責任感を伴う仕事です。

そして、患者さんのリハビリ進行が思うように進まず、ご家族の期待に応えられない時などは大きなプレッシャーとなり、それがメンタルヘルスへの影響として出てしまうことも少なくありません。

メンタルヘルスへの配慮が重要であることを理解しつつも、自分を支えられる環境が整っていない職場では、将来への不安から退職を考えることもよくある理由です。

2.退職する前にすべきこと

今の職場を退職したいと思っているのであれば、退職する前にするべきことがありますので、次はそのことについてお話ししていきます。

退職を考える前に確認すべきポイント

退職を決断する前に、一度冷静に現在の状況を見直してみましょう。

というのも、特に今の職場での不満が一時的なものである場合や、自分の働き方次第で改善の余地がある場合も少なくないからです。

たとえば、「業務量が多くストレスが溜まっている」と感じた時、まずは具体的な業務量を調整できるかどうか、上司や同僚と相談してみるのもひとつです。

また、同僚に話すことで新しい視点を得られることも多く、「思っていた以上にサポートしてもらえる」と感じることがあるかもしれませんよ。

職場での問題点を把握し、解決策を模索する

「職場において何が最も不満なのか」を明確にし、その問題を解決するための方法を探してみることはできませんか? 

例えば業務量が多く感じる場合は、他のチームメンバーと協力して仕事を分担するなど、工夫次第で解決できるケースもありますよね。

また、現在の不満を解消するために、今の職場での役割や働き方を見直すことが、最も簡単で効果的な解決策かもしれませんよ。

メンタルヘルスケアと休暇の取得を検討する

業務からの疲れやストレスが原因で退職を考えている場合、一度休暇を取得してリフレッシュすることも検討してみましょう。

メンタルヘルスに悪影響が出ている場合は、仕事を一時的に離れ、自己ケアに集中することが大切です。

長期の休暇が難しい場合でも、短期間の休息や定期的なカウンセリングを受けることも、心の健康を保つための有効な方法ですよ。

3. 自分に合った職場を見つける方法

上記のことを試してみても、やっぱり今の職場を退職したいと思ったら、次にお話しする「自分に合った職場を見つける方法」を試してみてください。

まず自己分析を行い、理想の働き方を明確にする

転職を考える際には、まず自己分析を行い、自分の理想の働き方を明確にすることが重要です。

具体的には、

  • 自分が得意とするスキルは何か
  • どんな環境で働くとやりがいを感じるか
  • 将来的なキャリアのビジョンはどうか

といったポイントについて、自分なりに考えてみると良いでしょう。

希望の職場環境や給与、福利厚生を明確にする

転職の際には、現職で感じている不満や改善したい条件についてリストアップし、希望する職場の条件を具体的に考えておくことが役立ちます。

希望する給与や福利厚生についても明確にすることが重要で、例えば

  • 安定した給与が欲しい
  • 休日や有給休暇の取得率が高い職場が良い

といった具体的な条件を設定しておくと、求人を比較する際の目安になりますね。

自分の経験が生かせる異業種・異職種も視野に入れる

作業療法士のスキルは他の職種や業種でも役立つケースが多くあります。

例えば、福祉や介護業界におけるコンサルタント、福祉用具の開発・販売、健康管理やメンタルヘルスに関する研修講師なども選択肢として挙げられます。

自分の経験がどう生かせるかを再考し、視野を広げてみると、新たな可能性が見えてくるかもしれませんよ。

4. 作業療法士が活躍できる職場の種類

それでは次に、作業療法士が活躍できる職場の種類について、掘り下げてお話ししていきます。

総合病院・リハビリテーション病院

総合病院やリハビリテーション病院は、多くの医療チームが協力して患者さんの回復をサポートする場であり、作業療法士が専門性を活かして働く機会が豊富です。

また総合病院では、さまざまな疾患を持つ患者さんが入院しているため、幅広いリハビリ技術が求められることが多く、自身のスキルを多岐にわたって活用できますよ。

そしてリハビリテーション病院では、退院後の生活に向けてリハビリに特化した支援を行うため、患者さんと長期的に関わることが多く、患者さんの回復を見届ける喜びが感じられやすい環境です。

精神科病院

精神科病院に勤務する作業療法士は、患者さんの精神的な回復や日常生活の改善に向けたサポートを行います。

ここでは、身体的なリハビリに加え、心理的な安定を図るためのアプローチも重要で、日々の生活リズムを整えるためのサポートや、患者さんの趣味活動、対人関係のスキル向上を目的としたプログラムを行うことが多く、他の医療職とチームを組んで働くケースが一般的です。

患者さんの生活の質向上に大きく貢献できる環境ですが、精神面でのサポートが必要な場面も多く、メンタル面でのサポート力も求められます。

介護老人保健施設

介護老人保健施設では、入所者が自立した生活を営めるように、作業療法士が日常生活のスキルを維持・向上させるための支援を行います。

例えば、入浴や食事、移動といった日常生活動作のサポートや、転倒予防のための筋力トレーニングなど、生活を円滑に送るためのリハビリが主な業務です。

ここでは、利用者が少しでも長く自立した生活を続けられるように手助けをするため、医療的なケアだけでなく、介護スタッフとの協力も不可欠となります。

サービス付き高齢者住宅・有料老人ホームでの支援

サービス付き高齢者住宅や有料老人ホームでは、入居者が必要な時にサポートを受けながらも、自由に生活を楽しむ環境が整っています。

作業療法士は、ここで入居者が快適に生活できるよう、身体機能の維持を目的とした運動指導や、趣味活動のサポートを行います。

比較的元気な入居者も多いため、リハビリの内容も柔軟に対応できることが特徴ですね。

入居者と長く接することができるため、信頼関係を築きやすく、リハビリに対するモチベーションを維持しやすいのが魅力です。

訪問リハビリテーションステーション

訪問リハビリテーションは、患者さんの自宅を訪問してリハビリを提供するサービスであり、日常生活の改善を目的とした支援を行います。

患者さんが自宅で安全に過ごすための動作指導や、必要な環境改善の提案、家族へのサポートも含まれます。

訪問リハビリの特有の点としては、患者さん一人ひとりに合わせた個別のリハビリが行えることで、自宅での生活に密着した支援が行えるため、患者さんが実際に生活する場面に即したアドバイスが可能です。

また、リハビリの効果が日々の生活で感じやすいことから、利用者や家族からの感謝の声を直接聞けることも多く、大きなやりがいを感じられますよ。

デイサービス

デイサービスでは、利用者が日中を安全かつ有意義に過ごせるようにサポートすることが主な業務です。

具体的には、リハビリの一環としてのレクリエーション活動や、身体機能を維持・改善するための運動プログラムなどが行われ、利用者が自宅での生活をスムーズに送れるよう支援しますが、デイサービスは短時間の利用者が多いため、日々の交流が豊富であり、利用者の笑顔や感謝を感じられる機会が多い職場ですので、人と関わることが好きな方には特に向いている環境と言えますね。

発達支援事業所

ちなみにこの記事を執筆しているのは、埼玉県行田市・鴻巣市にある児童発達支援・放課後等デイサービス「ぷりんしぱる」の代表、新井です。

当施設のような発達支援事業所で働くことを考えている作業療法士であれば、下記のようなメリットがあります。

1.他の医療現場とは異なるやりがいがある

まず、作業療法士がお子さまと関わる仕事は、他の医療現場とは異なるやりがいがあります。

児童発達支援や放課後等デイサービスは、主に発達に遅れがあるお子さまや、生活面で支援を必要とするお子さまたちのための施設で、お子さまの成長や自立を促す活動を行いながら、お子さまの可能性を最大限に引き出すことを目指しています。

そこで、作業療法士の専門知識を用いてサポートしていくことで、お子さまができることが増えていく姿を見守ることは、他の医療現場とは異なる大きなやりがいを感じる瞬間ですよ。

2.専門的な知識・スキルを深めながらキャリアアップできる

そして発達支援事業所でも、作業療法士としての専門的な知識・スキルを深めながらキャリアアップしていくことができます。

ちなみに当施設「ぷりんしぱる」のスタッフさんは、下記のようにキャリアステップを進み、自己成長を実現しています。

やる気があれば、どんどん責任ある仕事をしていくことができますよ!

1.スタッフ(児童指導員):定型業務担当

2.フロアリーダー:一般業務担当

3.フロアマネージャー:応用業務担当

4.児童発達支援管理責任者兼スペシャリスト:熟練業務・指導

5.管理者:業務推進、施設運営

6.部門マネージャー:施設統括、戦略立案

そして、ぷりんしぱるでは一緒に働いてくれる仲間も大募集しています!

「“お子さまの人生は、お子さまが主役”であり、それを一生懸命サポートするご家族を、さらに私たちが支える!!」

という想いの下に「ぷりんしぱる」を運営しています。

感謝と喜びを仲間と共感し、身近にいる大切な人から、関わる全ての人たちへの恩返しのために、素直な気持ちでどんなことでも挑戦する気概を持って働ける人たちを育み、サポートしていきます。

お子さまのご支援を通し、一緒に成長していきませんか?

採用に関するご相談や職場見学会の詳細は、【こちら】または【下記バナーをタップ】よりご確認ください。

5. 「退職」をキャリアアップの機会にする

「退職」というものをネガティブにとらえてしまう人は少なくありませんが、「退職」を「キャリアップの機会なんだ!」とポジティブにとらえてみませんか?

次のキャリアステップを考える意義

退職を「終わり」と考えるのではなく、新しいキャリアのスタートと捉えると、自身の成長に役立てることができます。

というのも例えば、転職の過程で自己分析を行い、自分が本当にやりたいことや理想の働き方を見つけることができるかもしれませんし、転職の経験を通じて、自分のキャリアに対する考え方が整理され、今後の目標をより明確にすることができるかもしれませんよ。

自分に合った職場探しで得られる新たな充実感

自分に合った職場を見つけることで、日々の業務に充実感を得やすくなり、仕事へのモチベーションも向上します。

例えば、自分が目指すキャリアやスキルアップが実現できる環境で働くことで、達成感や満足感を得やすくなりますよね。

また、職場環境や人間関係が自分に合っていると、仕事におけるストレスも軽減されやすくなり、心身の健康が保たれやすくなります。

なので、新しい職場で自分らしく働けることは、長期的なキャリア形成にも大きなプラスとなる可能性が大きいのです。

まとめ・当施設「ぷりんしぱる」の魅力・福利厚生について

今回は、

「「作業療法士を退職したい」と思ったらやるべきこと」

と題して、当施設「ぷりんしぱる」代表、新井の視点からお話しさせていただきました。

ちなみにこの記事を執筆しているのは、埼玉県行田市・鴻巣市にある児童発達支援・放課後等デイサービス「ぷりんしぱる」の代表、新井です。

そして、当施設では一緒に働いてくれる仲間も大募集していますが、当施設「ぷりんしぱる」の魅力と福利厚生について、少しご紹介させてください。

当施設「ぷりんしぱる」の魅力8つ

当施設「ぷりんしぱる」の魅力は大きく下記の8つが挙げられます。

1.明確な昇給・昇格制度

当施設では明確な昇給・昇格制度を設けており、高いモチベーションで仕事ができる環境を整えています!

2.頻繁な情報交換による知識のアップデート

各専門資格を持ったスタッフとの頻繁な意見交換ができるため、お子さまを支援するために具体的知識がより深まり、未経験の型でもプロフェッショナルになれる環境を提供することができてきます!

3.充実した研修での自己成長の実現

社内研修を始め、外部講師を招くなどの研修制度が充実していて、自己成長できる環境を整えています!

4.資格取得支援制度

会社として、資格取得のサポートを行っています!

5.現場主義によるより良い支援を目指す環境作り

現場主義による、より良いサービスを提供するためにスタッフ一同、常に改善する努力をしています!

6.働きやすい環境

年間休日数は充実の122日!メリハリのある生活を送ることで、仕事も充実させてください。当施設は自動車出勤も可能で、駐車場も会社で完備しています。

7.様々な資格者が在籍

保育士・児童指導員・理学療法士・作業療法士・言語聴覚士・児童発達管理責任者など、各種専門知識を持った資格者が在籍しており、毎日新たな発見がありますよ!

8.産休、育休制度が充実

当施設は「女性が働きやすい職場」です!なので、産休や育休も心配せずに取得することができます。

当施設「ぷりんしぱる」の福利厚生について

現在働いているスタッフさんたちに大好評の福利厚生についてご紹介させていただきます。

産休・育休制度

産前・産後の一定期間、産休を取得できます。そして、お子さまが1~2歳になるまで育休が取得できます。

美容支援

当法人が運営する整骨院・エステサロンの施術・商品を割引価格(30%)で施術・購入が可能です。

資格取得支援

各種資格を取得するための資金援助を行います。

外部勉強会受講援助

外部の勉強会やセミナーなどに参加するための援助を行います。

経営方針発表会

年に1回、全職員に向けて法人の理念や方向性を共有する場をつくっています。

有給休暇

給与が支給される休日をしっかり取得できます。(日数は法定を順守)

家賃手当

毎月2万円の家賃手当を支給しています。

交通費支給

通勤にかかる費用を支給します。(月2万円まで、通勤手段にかかわらず支給)

各種社会保険完備

健康保険・厚生年金・雇用保険・労災保険などを完備しています。

ぜひ私たちと一緒に働いてみませんか?

採用に関するご相談や職場見学会の詳細は、【こちら】または【下記バナーをタップ】よりご確認ください。